スタートしてから最初のコーナーまでは500mほどとかなり十分な距離があり、前に行く馬と控える馬が比較的ハッキリとしやすい距離なので隊列もやや縦長になりやすく外枠でも各自の比較的好きな位置取りをキープして進めるのが特徴。
　

　京都の外回りは３角からの下り坂が急なので短距離のスピードでこの下り坂を進んでいくのはかなりここでペースが速くなりやすく、外を回して強引に上がっていく馬は4角で大きく外に膨れてしまう可能性があり、この下り坂でかなり消耗してしまう。
　

　直線には内回りと外回りの合流地点で内側が一瞬ポッカリと開くので内で上手く溜めている先行勢が比較的ロスなく伸びて来やすい。
　

　かなり馬場状態に左右されやすいコースでもあるので内が良好ならば内の先行や好位からの内差し狙い。外が伸びる馬場ならば下り坂で強引に動かないような中団くらいから馬場の良い所に持ち出せるような差し馬が浮上。場合によっては下り坂から外に膨れる事を利用しての直線一気というのもある。先行勢でも先団を見ていくような先行勢であれば結果的に直線では馬場の良い外側に持ち出せているというケースもあるので十分に馬場には気をつけたいコース。